2008

秋吉台草原ふれあいプロジェクト

 

聖火採石場跡作業班−刈り取り実験実施計画

 秋吉台家族旅行村から草原に上がり、御鉢山に向かうふもとのあたりに

大きな採石場の跡があります。

 今年はその採石場跡地の周辺で、秋吉台家族旅行村の指定管理者である「カルスト森林組合」の方々にご協力いただいき、美祢市や秋吉台管理事務所からも許可をいただいて、草刈りの実験をすることになりました。


 実験では、草刈りにはどれくらいの労力がかかるのか、どれくらいの費用がかかるのかを調べる実験をします。また、龍護峰地域は、最近はほとんど刈られることがなかったため、草刈り跡はどんな風になるのかということも調べます。



 日時:平成20年7月3日 朝9時から

 作業内容:刈り取る高さを変えた草刈り、草集め、運搬

 刈草の利用:ゴボウやサトイモの畑へのマルチ

聖火採石場跡作業班−草刈り作業の報告

刈取り開始!

2班に分かれて作業します。

作業行程それぞれで時間を測ります。

7月3日(木)雨のち晴れ

見事な刈りざま。

プロの作業です。

草集めの作業も速いです。

あっという間にきれいになりました。

この地域もやはり草丈が高く、

相当な量の刈草ができました。

結局トラックで2回運ぶことに・・・

根元においた調査版は約30cm。

草は1m以上。

半分の面積は、根元から40cm。

ひざ下くらいの高さで刈って

もらいました。

もう一班は採石場の上部分の作業。

こちらの方が草丈も低く、早く終わりました。

刈取り面積の半分は、また後日、刈り草を持ち出します。

刈り草は、美東町のサトイモ畑の

マルチに使っていただきました。

カルスト森林組合の方7人とボランティア参加者3人、

合計10人が参加

作業予定地の概要

各班からの報告

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聖火採石場作業班—草刈り跡はいま・・・8月

7月の初めに草刈り・草集めをしたときの様子です。

1ヶ月経ち、草もだいぶ伸びました。

<採石場のすぐ上の場所>

<採石場のすぐ上の場所>

地面から10cmの高さで刈った場所。

ネザサの下にあったシラヤマギク

などの株が大きくなっています。

こちらも、地面から10cmの高さで

刈った場所。

地表面にたまった葉っぱや茎などが

多く、チガヤが少ないので、緑が

少なく感じます。

地面か40cmの高さで刈った場所。

ネザサがたくさん残っています。

地面か40cmの高さで刈った場所。

採石場上の様子と似ています。

8月現在 見られる花

マキエハギ

ノアズキ

スズサイコ

アキカラマツ、サイヨウシャジン、

センニンソウ、ミシマサイコ、

シラヤマギク、カワラナデシコ、

コマツナギ、オトギリソウなども

咲いていました。


サワヒヨドリのつぼみもありました。