2008
2008
秋吉台草原ふれあいプロジェクト
農業利用班は、現在、美祢市の若手農業者の団体である美祢カルストクラブのメンバーが参加しています。
このプロジェクトに先立ち、2007年度は草原の刈草を使った草原堆肥、その堆肥を使った草原野菜の生産に取り組みました。今年も同じように、堆肥や野菜の生産を計画しており、山口市内の有機野菜のお店や大手スーパーの地産地消フェアにも並ぶ予定です。
ホウレンソウは美祢市の特産品ですが、堆肥を使って栽培されたホウレンソウはたいへん味がよく、小さいお子様にも好評だという声が寄せられています。
農業利用班から
草原の草を利用して作った「野草堆肥」
山口市内の有機野菜のお店に並びます
草原堆肥を使って育てた「草原野菜」
大手スーパーの地産地消フェアにも並びます
作業予定地の概要
各班からの報告
美祢カルストクラブ—阿蘇研修の報告
平成20年7月31日、事務局をあわせ、合計6名が参加しました。
環境省アクティブレンジャーの井上さんと、
阿蘇草原再生シール生産者の会・会長の市原さんのご案内で
下記の場所を見て回りました。
1. 山口ヒサカさん農園(見学場所:牛小屋、アスパラ、とうきび)
1. 昼食(四季彩いちのみや):阿蘇草原再生シール生産者農産物販売所
3. 採草地(町古閑牧野)
4. 市原会長宅(牛小屋、堆肥小屋、スイートコーン畑)
生産者の会では年に数回、熊本市内で、農産物の販売会をおこなっているとのこと。
徐々に、農産物を購入してくれるお客さんも増えているそうです。
また、消費者の方々を招いて、野草堆肥を使った畑でトウモロコシの種まき体験も
今年から始めたそうです。→収穫体験までしてもらうとのこと
秋吉台地域でも、このような方向で進んでいくといいなと思います。
農業利用班より
採草地の見学
採草地のようす:
現在の阿蘇地域では機械で刈り、機械で搬出するのが普通になっています。
草原再生シールを貼ったトウモロコシ:
草原再生シール生産者の会が生産する
農産品は、阿蘇市3か所・南阿蘇村
1か所の直売所で販売されています。
草小積み(くさこづみ):
牛馬の冬の飼料にするために、集めた草を積んでおく伝統的技術。
機械で集めてロールにすることが多くなったために減ってきましたが、環境省が草小積みのある景観を保全する事業を展開しています。
野草堆肥について
今年6月に帰水南作業班で刈った秋吉台の草と、地元の牛糞から作られた
『野草堆肥』ができあがりました。
現在、産業観光ツアーでこられたお客様や、草原の保全に関連したイベントに参加してくださったお客様には、寄付金として1袋(約1kg)あたり100円いただき、堆肥をお分けしています。
また、カルスト森林組合のご協力により、各種イベントでの森林組合のブースに、堆肥を置いていただけることになりました。ご興味のある方はぜひお立ち寄り下さい。森林組合が出店予定のイベントは以下のとおりです。
秋吉台リフレッシュパークまつり
とき:2008年10月19日(日) 10:00〜16:00
ところ:秋吉台リフレッシュパーク(景清洞園地周辺)
http://www.c-able.ne.jp/~mitou-11/html/arakaruto/waku_event/parkmaturi/index.htm
第5回秋吉台カルストウォーク2008
とき:2008年10月26日(日) 8:00〜
ところ:秋吉台周辺
http://walknet.jp/runtes/index.php?itemid=44
秋芳ふれあい祭り
とき:2008年11月9日(日)
ところ:秋吉公民館前広場
美秋木材まつり
とき:2008年11月23日(日)
ところ:カルスト森林組合(美祢市)
《野草堆肥の紹介チラシ》
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