秋吉台草原ふれあいプロジェクト
秋吉台草原ふれあいプロジェクト
2019
秋吉小学校4年生の草原学習 のようす
地獄台をバックに記念撮影。とても露岩が多いので白く見えます。鉄を含む石を手に持っている生徒さんもいますね。
この石、何かに見えませんか?
「いぬ〜!!」と子どもたちは大喜び。とりあえず岩には登ってみる。
旧陸軍演習場の塹壕を観察。山焼き後はあちこちで見つかります。80代の講師から戦争のお話しもあり、みなさん神妙な面持ちで聞いていました。
次に見たのは鉄を含む石を採掘した跡地。大きな崖ができています。落ちている石は石灰岩とは色が違い、石灰岩より重かったです。
そう、とにかく登ってみる。大きな岩を遊び場にできるのもこの季節ならではです。
これは「はなぐり岩」。真ん中に穴が空いている面白い岩ですが、ちょうど生徒さんのお顔のサイズですね。牛の鼻輪に似ているのでこの名前がつきました。昔の秋芳町と美東町の町界だった岩として有名です。
朝はお天気が心配されましたが、パラついた雨はすぐに上がって、その後は傘は杖代わりになっていました。山焼きの後を歩く体験はなかなかありません。生徒さんたちは十分に楽しんでくれたようでした。
生徒さんたちが作った俳句。
『山焼きで 秋吉台を 守ってる』
『山焼きは 秋吉台を 守るんだ』
『ドリーネは 落ちたらこわい 気をつけろ』
みなさん、秋吉台と草原、そこにすむ生きものを大事に思ってくれているようで、山焼きをする意味や自然の力なども実感してくれたようでした。
来年度以降、この学習は「秋吉台の自然に親しむ会」が引き継ぎます。
未来を担う子どもたちが地元の自然を大切にしていってくれるきっかけになるとうれしいです。
山焼きの後はいろんなところを歩けます。
今日はいままでで最高の距離を歩きました。
途中のブッシュにも入ってみて、山焼きをする秋吉台の中に小さな森ができる仕組みについて説明を聞きました。
最後に到達したのは大きめのドリーネ。わりときれいに燃えています。
ここでは山焼きで炭になった萩の枝やクズのつる、ネザサの茎で字を書きます。上の句、中の句、下の句を分担して、グループで俳句を作りました。
発表タイム。打ち合わせをして作った俳句は立派なものができていてびっくり!! 大人は打ち合わせせずに書いてくっつけたので笑えるものができました。