秋吉台草原ふれあいプロジェクト
高校生の草刈り体験学習 のようす
9月13日。高校の先生方による草刈りでした。
草丈が高く、山焼きの火が入りにくい場所を刈って再生していただきます。
歩道に近い部分は毎年の草刈りを続けていただいているので、ある程度草丈は低く、春にはお花畑が出現するところです。
斜面の上部になるほど草丈は高く、クズのつるが巻いて作業がしにくくなりました。ここは、まずは草丈を低くするために草刈りを続けたい場所です。先生方はとても精力的に作業をしてくださいました。
9月14日。1日経つと草はある程度乾いていました。
作業の意義について説明をし、春のお花畑の報告もしました。
地元の農家さんに、草を束ねる作業を実演してもらいました。
ほどく際に楽なよう、縛る方法にも工夫がありました。
学校から一人一本持ってきていただいたフォークを使って、まずは草を集めました。
初めのうちは束ねるのも慣れませんでしたが、すぐに大きな束を作って運べるようになりました。
草を引き取ってくださるのは2軒の農家さん。軽トラックにどんどん積み込んでいきました。 草の量は軽トラックの荷台6台分になりました。
今日刈った草は秋吉台のふもとの畑で、サトイモへのマルチやスイカの敷物として使われます。
山焼きで燃えにくいところを再生させる作業ではありますが、同時に秋吉台の伝統的な農業を体験してもらう場でもありました。
作業してくださったみなさま、ありがとうございました。
このあたりは集落の火道(山焼きの防火帯)です。
今の時期に刈って草を持ち出していただくと、火道切り作業が
とても楽になります。
丁寧に作業していただき、とても広い範囲がきれいになりました。来年の春が楽しみです。