秋吉台草原ふれあいプロジェクト
秋吉小学校4年生の草原学習 のようす
2回目の学習は、秋吉台地域の農家が昔から続けている、草原の草刈りの体験でした。長者ヶ森の北側の歩道沿いで作業しました。
草を刈った場所では秋までに草花が再生し、草を刈らない場所よりたくさんの花が咲きます。 まずは草刈り場所に生えている草花調べ。ひとり3枚ずつの葉っぱを取ってきて、絵合せで植物名を調べました。3枚以上の葉を持ってきてくれた人もいました。
次はカマの使い方を習いました。
家の手伝いなどで鎌を使ったことがある人が結構たくさんいました。とにかく安全に作業できるのが一番なので、いろんな刈り方の模範をみせてもらいながら、作業しやすい方法を考えました。
隣の人から十分離れて、安全を確認してから刈り始めました。
最初は草の切れる感触に戸惑いながらも、徐々にペースをあげて刈っていました。大人もしっかり目配り、声かけをしました。
短い時間のうちに、みんながどんどん上達しているのがわかりました。
あらかじめ周囲を刈ってある場所にしゃがんで、となりの人と間隔を十分に取って作業するようにしました。
次は草を縄でしばってまとめる作業。
どれくらいの草を持って来ればいいのか、どこを縛ればいいのか、すべて試行錯誤でした。
どうやったらうまく縛れるか。自分たちでも考えていて、二人で協力しあって作業するなど、ここでも上達がみられました。
最後の方になると、草の束も大きいし、トラックの荷台に載せるのも大変。みんなで協力しました。よいしょ!!
今年もスイカのごほうび。作業の後に、外で食べるのはとても美味しいです。お代わりした人も。
Before
After
作業は1時間ほどでしたが、予定の場所はきれいに刈り終えました。
今日刈った草は秋吉台のふもとの畑でサトイモの根元に敷物として使われます。秋に収穫したサトイモの一部は、小学校の給食材料として提供される予定です。
今日の作業は単なる「お掃除」の作業ではなく、草原の草花を増やす作業、そして草を資源として循環させる作業でした。
秋には草刈り跡で見られる花を観察できるといいですね。