2010

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 昨年にひきつづき、7月に草を刈って持ち出した遊歩道沿いは、今年もたくさんの花が咲きました。

 その数は、従来のように9〜10月に草刈りをする歩道はもちろん、通常の草原よりも多いことが確認されました。また、ムラサキセンブリなどの絶滅のおそれのある植物も昨年より増えていることがわかりました。














 

 さて、今年も10月24日(日)に第8回秋吉台カルストウォーク2011 が開催されました。10kmコース、15kmコースの参加者は、「遊歩道にお花畑づくり」で花が多くなるように整備した歩道を歩きました。

















 それに先駆けて、プロジェクトが草刈りをした歩道から南につづく歩道が草刈り整備されました。

 その際、①つぼみをつけた花を残す、②地面近くまで刈り込まない、③刈った草が短くなるように段切りし、草は歩道脇によけておく、という整備をしてくださり、ムラサキセンブリやアキノキリンソウなどを残してくださいました。











 このように花が多くなった遊歩道はカルストウォーク参加者にも好評で、「花が多くなるように整備して歩道を歩いてどう思いましたか?」というアンケート項目に、「花が咲いていて良かった」と答えてくださった方が多数でした。
















 このように、草刈りの方法を少し変えることで歩道沿いに花が多くなり、そこを歩く人にも好評で、しかも草原特有の花が守られることがわかりました。

 すべての歩道でこの草刈り方法を実現することは難しいかも知れませんが、特によく利用される場所や大事な植物がある場所などには、このような方法で整備してもらえるよう提案していくことにしました。


 草刈り作業に参加してくださったみなさま、刈り草を畑に使って資源の循環に強力してくださった農家の方、そして花を刈り残してくださった事業者のみなさま、ありがとうございました。

遊歩道にお花畑づくり のその後